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何でも手に入るインドネシアのパサール(市場)
インドネシアで料理の食材を調達しようとすると、まずスーパーを思い浮かべると思います。
スーパーももちろん便利なのですが、現地では市場を利用する人も多いようです。
市場は、インドネシア語でPasar(パサール)といいます。
では、パサールとスーパーの違いはなんでしょうか?
パサールとスーパーの違い
パサールとスーパーで売られている食材は、正直あまり違いがないようです。
しかし、綺麗なスーパーで買うよりも、お世辞にも綺麗とは言えない店構えであるパサールで買うメリットとはなんでしょう?
私が感じた、、パサールのメリットと売られている商品を挙げてみました。
パサールは値段が安い
しかし安い理由が形だけで、味が変わらないのならパサールでも十分にいいですよね!
ものによってですが、スーパーの値段と比べると大体Rp2000ほど違うと思います。
パサールでは値引き交渉ができる
値引き交渉はパサールの醍醐味と言えます。スーパーではできません。
交渉によって安い食材がさらに安くなるのは嬉しいですね。
うまくいけば半額にまで値引きしてくれる場合もあります。交渉がうまくいけばの話ですが。
便利な移動式パサール
近頃では移動販売車やバイク、自転車で家の前まで食材を販売しに来てくれる、移動式パサールがあります。
家事や育児で忙しい主婦を中心に、人気を得ています。
しかも、前日に欲しい食材と数をあらかじめ予約することもできるんですよ!
そうすれば、わざわざ買いに行かなくても欲しいときに欲しい量が手に入るのでとても便利です。
店員さんに「予約をしたい」と言えば携帯番号を教えてくれるそうで、その番号に電話で予約をします。
予約の手数料等はかからないので、あらかじめ必要なものが決まっている場合には予約注文がオススメです。
パサールで売られている商品
食料品のイメージが強いパサールですが、食料品以外もいろいろな物が売られていて、生活に必要なものは何でも手に入ります。
ただ、なんでも揃うのは大きなパサールのみで、小さい規模のパサールでは食料品は必ず揃うものの、他の衣料品やその他の商品はパサールごとで取り扱うものが違います。
食料品
・野菜
・肉
・果物
・米
衣料品
・服
・バッグ
・帽子
その他
・薬
・おもちゃ
・化粧品
・家具
大きなパサールがある場所
・Pasar Baru(パサールバル)
ビルになっていてとても大きな市場。最上階はフードコートがある。
様々な布も売っていて、よくマレーシアをはじめとした海外から買付に来ている客も多い。
・Pasar Ciroyom(パサールチロヨム)
・Pasar Gedebage(パサールグデバゲ)
・Pasar Kosambi(パサールコサンビ)
最後に
パサールは各地域に必ず1つはあります。
料理をする際にはぜひお近くのパサールに足を運んでみてください。
きっと見たことのない果物や、皮を剥いだ足付の鶏肉など、物珍しいものがたくさんあって楽しいでしょう。
店員さんと積極的に話すことも、インドネシア語の勉強になって良いですよ。
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