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インドネシアにある日本風弁当屋の弁当を実際に食べてみた
ヘルシーなイメージの強い日本食は世界で今、最もブームを起こしています。
インドネシアでも
・寿司
・牛丼
・うどん
・しゃぶしゃぶ
・たこ焼き
など、多くの日本食の店があり、大勢の人で賑わう姿を見てきました。
そして今回!
インドネシアで初めて食べた日本食がありました。
それは「弁当」です。
日本人なら誰でも幼いころから馴染みのある弁当。
しかし弁当は、なにも日本特有の文化ではなく、世界中で誰もが一度は体験したことがあるものなのです。
もちろんインドネシアにもインドネシアの弁当が存在しますが、今回は私がインドネシアで食べた、日本風弁当についてご紹介します。
歴史が古い!日本の弁当文化
日本では、弁当を単なる持ち運べるご飯としてではなく、ひとつの大成した食文化です。
彦摩呂さんが「〇〇の宝石箱や~!」と言うように、昔から“(家族、または料理人の)心が詰まった宝石箱”と表現されるほど、楽しみ溢れる食事でもあります。
電車では駅弁が、車窓から見える景色と共に心を盛り上げてくれますし、季節とともに魅せるお花見弁当や、紅葉弁当など、大切な思い出を弁当と共に彩り楽しむ要素になっていることから、どれほど日本人が弁当文化を愛していることかわかるでしょう。
そんな弁当を愛する日本では、古くから弁当の文化が起こり、他の国では例を見ないほどの発展を遂げていきました。
それはなぜかというと、日本で一般的に食べられるジャポニカ米が、インディカ米などと比べ、炊いた後に冷めてしまっても比較的味が落ちにくいという特徴を持つ為だそうですよ。
弁当の起源は平安時代。安土桃山時代には、すでに弁当箱も登場していて、花見や茶会の際には、今でもみられる漆の器の弁当箱で作られた弁当を食べていたそうです。
弁当について調べると、歴史があまりに古く驚きました。
それだけ長い歴史に渡り愛される日本の弁当はすごいですよね。
今や弁当を愛するのは日本人だけでなく、海外でも注目される食事文化なのです。
インドネシアで人気の弁当ブランド「HokBen」
日本人が誇る情緒あふれる日本の弁当文化ですが、遠く海を渡ったインドネシアでも日本の弁当は人気を博していました。
その名も「HokBen(ホックベン)」
インドネシアにある、日本風の弁当屋です。
Hokbenと聞いて日本人が真っ先に思い出すのは、やはり“ほかほか弁当”ではないでしょうか?
実際に初めてHokBenを見たときに、「HokBenって、ほかほか弁当!?!?」とリアクションする私に、「そうだよ!ほかほか弁当!!」とインドネシア人の友人が返してくれたので、(インドネシア人なのにほかほか弁当って単語、よく知ってるなぁ。)と感心をしたのですが、のちにHokBenは2013年まで「Hoka Hoka Bento」という名前だったと知りました。
おめめがクリクリの男の子と女の子がトレードマークの親しみやすいパッケージから、平日も休日も、店内は常に若い世代やファミリー層を中心に賑わっています。
デリバリーもできるので、(渋滞ばかりで疲れたな。)(今日は家から出ずにゆっくり休みたい!)という時には重宝しそうです。
ちなみに、上の写真の弁当は、デリバリー。
デリバリーをしてくれた友人から「焼肉と照り焼きどちらがいい?」と聞かれたので照り焼きのお弁当にしました。
届いた弁当を持ってみると、作りたてだからホクホクで温かい!
そして、肝心の弁当の中身はこのようなかんじ。
カラフルな彩を添えるおかずがなく、全体的に茶色で見た目だけだとお世辞にも美味しそうには見えませんが、味は意外と日本の味が再現できているなと思いました。
ちなみに、当たり前ですがHokBenは日本では見たことがありませんよね。
日本の企業ではない会社が経営をしているため、インドネシア人のほとんどは、HokBenは日本でも慣れ親しまれているレストランだと思っている人が多いです。
なので、現地の人に「HokBen」は日本にはないということを教えてあげると驚かれますよ。
まとめ
初体験のHokBenは味に違和感なく美味しく召し上がることができました。
しかし、日本とのギャップを強く感じて印象に残ったのは意外にもおかずより米の方で、インドネシアの米はジャポニカ米比べ若干長細く、若干パサパサしているので、、日本のモチモチとした米の食感が恋しくなりました。
でもそれを差し引いても日本人でも割とおいしく安心して食べられるお弁当だとわかりました。さすが人気の弁当屋さん!
次回にインドネシアに行った際には、機会があればまたHokBenを食べたいです。
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