
-
インドネシアバリ島の火山が噴火!アグン山とは?
ここ数か月であったニュースで、今も尚心配されているのが、インドネシアバリ島にあるアグン山が噴火しているということです。
住民は大丈夫か?旅行への支障はないのか?
気になるバリ島の様子をお伝えします。
アグン山の場所
まず、インドネシアバリ島にあるアグン山は、どこに位置するのでしょう?
Google Mapを埋め込みましたので、こちらで場所をご確認ください。
アグン山はバリの北東部にあります。
高さが3014mもあり、なんと富士山とそんなに変わらない高さ。
地図で見ても大きい山だと確認できますね。
アグン山は、バリ島で最も標高が高い山です。
アグン山の様子
2017年12月21日から始まった噴火。
21日は火山灰のみの噴出にとどまっていたが、25から26日にかけて数回に分けて噴火し、上空まで噴煙を吹き上げました。
現在は噴煙は約9000メートルの高さに達しているという。
噴火が1キロメートル以上になると、偏西風の影響で世界にも飛び回るんだそうですよ。
バリ島危険地域
現在は火口から7㎞以内への立ち入りが禁止されています。
また、風向きにより火山灰は流れてしまうバリ東部が危険地域に指定されているようです。
・ブサキ寺院、
・ダイビングで有名なトゥランベン、
・アメッドでのダイビング、
・ランプヤン寺院
などへのツアーも安全が確認されるまで中止されています。
じゃかるた新聞よりお借りしました。
バリの空港の様子と旅行への影響
現在火山の噴火の影響で観光客が減っているバリの空港の様子。
アグン山は、旅行客が観光で訪れる場所である南部からは離れているので、直接的な被害はないそうですが、やはり観光客での賑わいは以前より減っている様子です。
11月27~29日に一時的に閉鎖されていた空港。 これからも、火山灰の量や風向きにより、バリの空港が閉鎖したり、閉鎖を解除したりの繰り返しが予想されます。
観光中はあまり問題がなさそうですが、予定通りに帰れなくなる可能性も出てきそうです。
前回の噴火の様子
アグン山は1963年にも大きな噴火がありました。
その時は1963~1964年の一年間に渡り噴火活動があったそうです。
火砕流と泥流がアグン山の麓の集落を襲い、1148人という多くの死者を出しました。
こういった前回の大きな噴火は、21世紀最大の噴火と言われ、広く知られています。
「噴煙の高さは推計26㎞程度まで達し、その影響で北半球の気温を0.5℃近く低下させた。」
「火山灰が遙かノルウェーまで到達した結果、空は何ヶ月も血のように赤く染まった。」
TOCANAより引用
大きな火山の噴火は、火山の周辺だけではなく世界にも被害が及ぶのですね。
たとえバリ島に行く用事がなかったとしても、決して他人事ではありません。
最後に
多くのバリ観光サイトには、バリに観光で来るのは問題ないと載せているので、実際には危険な地域に近づかなければ大丈夫だと思います。
ですが、なにも下調べせず、に軽い気持ちでバリ島に行くことは控えましょう。
前回のアグン山の噴火は約一年間もの間噴火していました。きっと旅行中にも噴火は続くことでしょう。
現在バリではマスクの入手が困難になっているそうなので、マスクは多めに持っていくことをオススメします。
2017 (C) 株式会社HK